高校生、「不登校研究」のためにサポートセンターへ訪問
今年もサポートセンターへ、高校生が「不登校の研究」のために5月29日と6月2日の2日間にわたり訪問してくれました。
サポートセンターでは、子どもたちからの様々な声を大切にしながら運営していますので、私たちにとっても高校生の生の声は貴重なものです。
この高校生は、幾つかの質問をもって来ました。ご紹介いたします。皆さんでしたら、どのようにお応えになるでしょう?

①学校に行くことが正しいとされる価値観は、本当に正しいのか?もし、違うなら不登校は、なぜ問題視されるのか?
②不登校(を解決すること)について、そもそもどのような社会をつくるべきなのか?
③不登校支援のまだまだ足りない点や取り組むべき課題は何か?
④不登校の子どもに対してどんな寄り添い方や声かけが望ましいのか?
⑤将来自分が支援者として関わる立場になったら、どんな関わり方をすればいいのか?
⑥学校教育の仕組みが子どもたちに合っていないと感じるときはあるか?
⑦無気力が(不登校の原因として)一番多いとされているが、無気力とはどのような状態だと思うか?
⑧安心できる人間関係を作る上で工夫していることは何か?
⑨みんなと同じじゃなくていいという教育が当たり前になったら不登校は減ると思うか?
⑩人とコミュニケーションを取るのが苦手な子は、どうしたら社会との接点を持つことができるか?
⑪フリースクールではできなくて、学校じゃないとだめだと思うことはあるか?
皆さんだったらこの高校生の質問にどうお応えになるでしょうか?どうやら、この高校生は教員志望らしいですよ。大学でも、研究したいそうです。どんな「支援者」に育ってくれるのか楽しみです。
また、この記事をご覧になった保護者の皆様や学校の先生方から、「私だったらこうこう応える」とお考えになったことを、令和8年2月14日の不登校研究報告会で話し合いたいと思いました。この高校生も、サポートセンターの研究報告会に来てくれるそうです。楽しみですね。