子どもの権利学習ステップアップ研修会

 7月31日(木) 川崎市教育会館で子どもの権利学習のステップアップ研修会が行われました。この研修会には、今年子どもの権利学習を公開していただく学校の先生方の他に、子どもの権利学習に興味のある先生方20名が参加してくれました。

 まず、サポートセンターの「子どもの権利学習担当」の山田から子どもの権利条例の策定過程や子どもの権利学習の必要性、役割などの説明がありました。
 次に、サポートセンターの田中理事長から条例策定時に開発した教材や指導の手引きについて紹介がありました。

 教育委員会からは、GIGA端末に保管されている「子どもの権利」にかかわる資料などの説明がありました。川崎市の強みは、25年積み重ねた「教材の厚み」があります、今までの指導案や学習で使用できるビデオなどの視聴覚教材、学習方法の解説など、すべてGIGA端末の中に入っています。

 その後、参加者は6つのグループにわかれ「子どもの権利学習」の指導案作りに取り組みました。参加者は、同じ学校の者同士の組もありましたが、複数校の者で組まれたところもありました。まずは、前半で紹介された教材に目を通すところから始め、話合いをしながら作成しました。「権利を知る」「実感する」「活用する」「深める」等基本的な流れを活かしながらも、それぞれ工夫した指導案ができました。

 最後に、グループごとに代表が前に出て、発表をしました。「時間の取り方」「権利への気づき」「権利がぶつかり合ったら」「カードを使って」等、様々な視点をもって作成された指導案を目にすることで、実際に学習を進める時にはさらに、学校・学級の子どもの実態に即した学習指導案が作成され,有効な権利学習が展開されることを願っています。

2025年度の子どもの権利学習推進事業実施校 10校

登戸小・南菅小・今井小・王禅寺中央小・東菅小
渡田小・麻生小・古市場小・稲田小・菅中学校