メッセージは「科学を楽しく」文化講演会 終了
12月6日(土)川崎市生涯学習プラザにおいて令和7年度文化講演会を開催しました。会場の大会議室が107名の参加者で埋め尽くされるほどの大盛況でした。
今回の講師は化学者の藤嶋昭氏。藤嶋氏は2017年に文化勲章を受賞し、2018年に川崎市名誉市民になられています。東京大学大学院在学中に水を水素と酸素に分解する光触媒の反応を発見。光触媒は環境の浄化など様々な分野で活用されており、 その研究成果によりノーベル賞候補として名前があがる川崎在住の日本が誇る研究の第一人者です。

また、出前授業や読み物教材など科学教育の普及・啓発にも積極的に取り組まれています。今回は、身近な不思議から光触媒まで、科学の魅力についてご講演を頂きました。

講演は次のような内容で進められました。
世の中の様々な事象・身の回りの不思議なことを科学という視点から見ることから 光触媒反応の発見が様々な分野で活用されていることや有名な科学者のエピソードや簡単なカラクリのお話から心に刻む名言と話が進められました。
また質疑応答ではとても楽しく熱心な応答がなされました。研究に対する姿勢や内容を大変分かりやすく語りかけるように話していただき、80分の講演はあっという間に過ぎていきました。

参加者からは、「不思議だなと思うことが大事」「身近なものから科学に視点をあてて見ていこうと思いました。子どもたちにも伝えていきます」と大変好評でした。

