中学校の子どもの権利学習

2025年12月9日、菅中学校で「子どもの権利学習」の授業研究会が行われました。 菅中学校では、2時間をかけて子どもの権利学習に取り組んでいました。この日は、前の時間で学習した7つの子どもの権利を振り返り、「権利を守られていると感じたこと」、「守られていないと感じたこと」を考える場面から授業に入りました。
子どもたちは、各グループで話し合いながら自分の思ったことを付箋に書いていました。
子どもたちが、守られていないと感じたことを一部紹介します。「自分がやりたいことではなく、人がやって欲しいことをやらなければならないとき」「男がやることじゃないと言われたとき」「自分の好きなものをバカにされたとき」「親から放置されている子もいる」「同性で結婚できないこと」などなど、たくさんの意見が出されていました。


自分の考えを書く場面やグループで交流する場面で、外国人の生徒や支援級の生徒に、ポケトークを使った支援や支援級の先生のサポートもあり、心が温まりました。 グループでそれぞれの意見を共有した後、最後の場面で「私の人権宣言」を書いていました。一人ひとりが書いた人権宣言を廊下に張り出すそうです。
今回の中学校の事業実践では、2年生1クラスがこのような公開授業をして、その後全教職員で授業検討会が行われました。全教職員で検討していただくと、子どもの権利の理念が全員で共有することができます。私たちサポートセンターでは、こうした「子どもの権利」の理念の普及が不登校児童生徒の削減にもつながるのではないかと考え、各学校の「子どもの権利学習」のサポートをしています。


